物理は短期間で成績が上げる事が可能で凄いお得な科目です。

しかしながら覚えなくてはいけない公式が多いという声を良く聞きます。

私も最初は丸暗記していたのですが、ある事を知ってその負担がかなり減りました。


それは、微分・積分(微積)を使う事です。

必ずしも解くのに微積を使う必要はないのですが、(多くの場合は不要と断言しておきます!!)

考え方を知るだけでも大きいです。


これは理系の難関大を目指す人は知っておいて欲しいです。

何故なら、物理の本質は微分・積分だからです。

速度の式を微分・積分で出てきた式を公式として紹介されているのです。

例をあげると、速度(v)を時間(t)で微分すると加速度(a)です。
(もちろん逆も成り立ちます。加速度(a)を時間(t)で積分すれば速度)

どちらかを覚えていればその場でぱっと導けるのです。


微分・積分を使わずに、公式として覚えようとするから理解が難しくなり、

暗記しなくてはいけないので大変になるのです。

※最終的には理解した上で覚えておいた方が、
余計な事に頭を使わずに問題が解けるのでおすすめです。
忘れた時の保険にもなり安心です

微分・積分と聞くとやだなーと思う人も多いかと思いますが、
物理で使う微積はそれほど難しくありません。

数学Ⅲを受験で使う人なら出来るレベルです。

そして微積の理解も深まると思います。

微積を使った物理を解説している参考書をいくつか紹介します。


図解入門 微積で楽しく高校物理がわかる本

わかりやすく、理解するにはこれ以上ない参考書です。
微積物理とは何かを知るならこれ。物理のそして微分・積分の面白さを感じられます。


大学入試完全網羅 日本一詳しい物理基礎・物理の解き方


実際に微積を使って問題を解く演習所的な本です。
具体的な問題の解き方が身に着けられます。


理論物理への道標〈上〉―力学/熱学/力学的波動

レベルは高め。流石は河合塾の物理シリーズだけあって、解説はわかりやすく丁寧な良書です。
掲載されている問題は難関大二次レベルで最高峰。
講義部も受験のレベルを逸脱してマニア向け(や大学生以上向け)となっている箇所もあり、
回り道になってしまわないよう注意が必要です。


新・物理入門


やや難しいですが上の本を読み微積を使う方が良いと感じた難関大志望の方や
物理を得意科目にするためには選択肢のひとつです。


高校の履修範囲を超えているという声もありややとっつきにくい物理の微積問題ですが、

むしろ考え方としてはこちらの方が本質ですので、知っておいて損はないです。

是非試してみてください。